乗代雄介さん

 第166回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、都内で開かれ、芥川賞に砂川文次(すなかわぶんじ)さんの「ブラックボックス」、直木賞は今村翔吾(いまむらしょうご)さんの「塞王の楯」と米澤穂信(よねざわほのぶ)さんの「黒牢城」の2作が選ばれた。栃木市皆川地区を舞台にした乗代雄介(のりしろゆうすけ)さんの「皆(みな)のあらばしり」は、「最高の任務」「旅する練習」に続き3回目のノミネートとなったが受賞を逃した。

 乗代さんは北海道出身。皆のあらばしりは、皆川城址(じょうし)で歴史的書籍を巡る男子高校生と謎の男とのやりとりを、テンポよくミステリー要素も盛り込み描いた話題作。栃木市内の高校生による実際の歴史研究がモデルとなっている。