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遊水地で進むヨシの刈り取り作業=18日午前11時、栃木市藤岡町

 渡良瀬遊水地のヨシ原で、ヨシ刈りが最盛期を迎えた。今季は2021年のヨシ焼き中止やヨシ原での火災などで、生育や収量に影響が出ている。

 栃木県栃木市藤岡町部屋の「松本商店」は、昨年11月中旬から作業をスタート。例年は約8万平方メートルを刈り取るが、12月に発生した火災でヨシ原が焼失したため、刈り取り面積は3分の1ほどとなった。今季のヨシの高さは3メートルほど。昨年のヨシ焼き中止や遅霜などの打撃を受け、生育はあまり良くなかったという。

 18日は朝から、同商店の松本八十二(まつもとやそじ)社長(80)らが作業に当たった。強い風が吹く中、機械でヨシを刈り、手作業で次々に束ねていった。

 ヨシは夏に日差しを遮る「よしず」の材料になるほか、シイタケ栽培の日よけなどにも利用される。松本社長は「(遅霜やヨシ焼き中止など)こういう状況はめったにない。よしず作りは、昨年の在庫もあるので心配ない」と話した。