県交響楽団(栃響)の第110回定期演奏会が2月6日午後2時から、宇都宮市文化会館大ホールで開かれる。
栃響は1970年に本県の芸術・文化の向上を図るため結成されたアマチュアオーケストラ。地元を中心に精力的に演奏活動を続け、2020年で設立50周年を迎えた。
指揮は第100回定演などでたびたび共演している末廣誠(すえひろまこと)(鹿児島県出身)。今回はシューベルトの劇音楽「ロザムンデ」序曲、モーツァルトの「オーボエ協奏曲」、自然の美しさや素晴らしさを表現したベートーヴェンの交響曲第6番「田園」などを演奏する。
「オーボエ協奏曲」は、高根沢町出身の山本楓(やまもとかえで)が共演。山本は若手音楽家の登竜門とされる日本音楽コンクールで部門1位に輝き、現在は主要オーケストラで客演を務めるほか、アンサンブルやソロでの演奏活動や学生の指導に当たっている。栃響事務局は「かつて山本さんが所属していた宇都宮ジュニアオーケストラ時代に指導していた団員もおり、共演を楽しみにしている」と話した。
入場料は一般1200円(当日1500円)、小中高生600円(同800円)で全席自由。(問)栃響事務局028・643・5288。