栃木県と宇都宮市は13日、新たに計196人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。高校の部活動などで3件のクラスター(感染者集団)が相次いで発生した。県内の累計感染者数は1万6389人となった。
新規感染者は10歳未満~90代の男女。居住地別では宇都宮市57人、小山市24人、那須烏山市13人、那須塩原市11人、佐野市、真岡市各10人などと続いた。
クラスターは小山市内の飲食店で会食した友人7人が感染。那須烏山市では塾・習い事で発生し、11、12日に利用者41人、職員1人の感染が判明した。利用者は75人、職員は3人おり、13日までに関係者53人が検査を終えた。県はいずれもマスク未着用などを推定原因に挙げている。
宇都宮市の高校部活動では12、13日に部員8人の感染が確認された。市は対外試合での他県陽性者との接触や、移動中の車内でのマスクなしでの会話などが原因とみている。部員は15人、指導者が1人で、市は13日までに14人を検査した。
県と宇都宮市は13日、計689件を検査した(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は54万1547件、退院者1万5706人、入院者137人、宿泊療養者185人、自宅療養者251人、入院調整中102人、重症者0人。