喜連川少年院の成人式で大熊院長の言葉を熱心に聴く元少年(中央)=12日午後、さくら市喜連川

 喜連川少年院(さくら市喜連川)で12日、在院する新成人3人の成人式が行われた。「自分を必要としてくれる人が必ずいることを忘れずに人生を豊かなものにしていきたい」。在院者は周囲への感謝や、大人としての責任を胸に更生への思いを新たにした。

 現在、在院しているのは17~20歳の28人。成人式は対象者がいれば実施する。今年は新型コロナウイルスの影響で午前1回、午後2回と1人ずつ分けて行った。

 「祝成人」と大きな文字が掲げられた講堂に、紺色のブレザー、青いネクタイ、黒い革靴で正装した元少年の姿があった。栃木県出身の20歳。若者グループのリーダー的存在で仲間と傷害、恐喝事件を起こし、10カ月ほど前に少年院に入った。