宇都宮市役所

 JR宇都宮駅周辺で高まる保育ニーズに対応するため、宇都宮市は、駅東口近くに「送迎保育ステーション」を7月にも開設する方針を固めた。3~5歳児が対象。保護者から子どもを預かった後、それぞれの保育施設へ送迎する。0~2歳児の小規模保育施設も併設し、きょうだいでの利用も可能とする。保護者の負担軽減と、年間を通した待機児童解消を目指す。

 市保育課によると、駅東地区は相次ぐマンション建設に伴い子育て世帯が増える一方、保育施設の新設が困難で、毎年度後半には数十人の待機児童が発生する状況が続いてきた。

 送迎保育は、同駅発着の電車や新幹線、2023年開業予定の次世代型路面電車(LRT)で通勤する保護者の利用を想定。駅東口から徒歩5分、最寄りのLRT停留場から徒歩2分の東宿郷2丁目のマンション内に設置する。

 保護者は朝夕、子どもをステーションへ送迎する。保育施設への送迎は保育士が付き添い、送迎バスで行う。送迎範囲はバスで20分圏内。定員は約30人。送迎の対象とならない2歳以下は、20人程度の小規模保育を同所で実施する。

 運営は民間事業者に委託する。市内で保育施設を経営する事業者の中から募り、審査を経て3月に委託先を決定する。運営費には国と市の補助金を充てる。年間約3千万円の見込み。

 同課は「駅周辺は、徒歩で行ける保育施設の要望が多かった。東京圏に通勤する保護者のニーズにも応えたい」としている。

 送迎保育は小山市でも実施している。