【大田原】新春恒例の大田原花市が12日午前10時~午後9時、中央2丁目の中央多目的公園付近で開かれる。一昨年は運営ボランティアの人手不足、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止しており、3年ぶり。
同花市は、地元有志でつくる「世話人会」が毎年1月12日に開催している。これまで市中心部の市役所通りで開いてきたが、2019年2月に同公園北側の市道大田原野崎線が開通したことを受け、初めて会場を同所に移す。
白河信用金庫大田原支店から栄町屋台収納庫までの約500メートルに約150店が出店し、だるまや熊手などの縁起物を販売する。
感染防止対策として、店同士の間隔を2メートル確保するほか、接客は透明なビニールシート越しで行い、消毒を徹底する。同会代表の小野寺尚武(おのでらしょうぶ)さん(77)は「市民からの要望も多く、人手も確保できたので3年ぶりの開催を決めた。花市の風に当たって1年間を健康に過ごしてほしい」と話している。
16日午前10時~午後4時には佐久山地区公民館駐車場で佐久山花市が開かれる。黒羽大花市は、新型コロナの影響で昨年に続き中止する。(問)市商工観光課0287・23・3145、佐久山商興会0287・28・0038。