新年初回のお散歩は、県南地域から少し寄り道して壬生町役場にやって来た。目的は、ある久々の再会のため。実は取材班の一人・粂川美菜記者は、この町の公認キャラクター《壬生の妖精ミーナ》の名付け親なのだ! まだ小学3年生の時に、応募した名前のアイデアが選ばれた。
粂川(以下「粂」)「久しぶり! こうして直接会うのは、11年ぶりね」
ミーナ(以下「ミ」)「美菜ちゃん、大きくなったね!」

粂「ずっと気になってたんだけど、この名前は気に入ってくれてるの?」
ミ「大好きな壬雷(みらい)ちゃん(壬生町おもちゃ博物館マスコットキャラクター)と『み』で始まるのが一緒だし、美菜ちゃんの名前とほとんど同じなのもうれしい!」
粂「わぁ、良かった! けど、この名前にはちゃんとした理由があるんだよ。壬生町の農産物キャラクターだから、壬生の『壬』と野菜の『菜』でミーナと提案したの。でも、壬雷ちゃんとはキャラ同士でライバル関係かと思ってたけど…」
ミ「兄妹みたいに、とっても仲良し! たくさんのイベントに、一緒に出演してるよ。だけど去年からは、コロナの影響でイベントが無くなったり、活動があっても小規模だから別々の出演で、寂しかった…」
壬雷「だから、今日は僕も来ちゃった。久しぶりにミーナと一緒でうれしい!」

粂「そう言えばコロナが発生してから、ゆるキャラたちって皆、何してるの?」
ミ「私は壬生の野菜をおいしくする魔法の腕を、パワーアップさせてたよ」
壬雷「僕は、特技の瞬間移動を特訓してる」
粂「お、すごい! ちゃんと語れるストーリーがあるんだね」
ミ「今年からもしイベントが再開されたら、おもちゃ博物館のリニューアルやコストコのオープン、新しい町役場の誕生とか、盛り上げたい予定はいっぱいあるからね!」
町役場の外を一緒に散歩していると、ミーナと壬雷ちゃんの姿を見た町の人たちはみんな笑顔になる。2人が子供から大人まで壬生町民に幅広く愛されていることを、目の前で実感した。
