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極寒の中、製氷池から切り出される天然氷=6日午前6時40分、日光市山久保

 日光市山久保にある天然氷の蔵元「松月氷室(しょうげつひむろ)」(日光市今市)の製氷池で6日、氷の切り出し作業が始まった。極寒の中、硬く透き通った「冬の恵み」が次々と運び出された。

 1894年の創業以来、受け継がれてきた広さ約千平方メートルの池は、昨年12月下旬から約2週間かけて平均15センチほどの厚さに凍った。

 氷点下7度の午前6時すぎに作業開始。吉新昌夫(よしあらまさお)社長(62)や従業員、関係者ら11人が手分けして縦77センチ、横50センチ、重さ約50キロの氷板に切り分け、敷地内の冷凍倉庫に貯蔵していった。

 年末以降の寒波で例年より4日ほど早い作業となり、8日までに計約2700枚を切り出した後、近隣にある別の池でも作業を行う。吉新社長は「今年もいい寒気に恵まれ、首を長くして待ってくれているお客さまに最高の氷を届けられる」と笑顔で話した。

 年間を通じてかき氷を提供する店が増えるなど年々需要は高まっているといい、2月から順次、全国に出荷される。