荒井退造の生家へ力走する部員たち

 【宇都宮】太平洋戦争末期に沖縄県警察部長として県民の救済に尽力した荒井退造(あらいたいぞう)の母校、宇都宮高の野球部員が5日朝、新春ランニングに臨み、同校と上籠谷(かみこもりや)町の退造の生家を往復して大先輩の功績に思いをはせた。

 年明けの恒例行事で、1、2年生20人が片道約13キロの道のりに挑んだ。快晴の下、軽快な走りで一番乗りの部員は1時間弱、午前9時半前に生家に着いた。

 退造の兄の孫、荒井拓男(たくお)さん(73)らの歓迎を受け、顕彰に取り組むNPO法人菜の花街道の関係者から豚汁が振る舞われた。退造に詳しい黒羽高元校長の室井光(むろいひかる)さん(85)の話に耳を傾けた後、退造の墓前に花や線香を手向けた。