強力なスパイク、サーブが武器の足利大付のエース寺内(右から2人目)=昨年11月7日の県予選決勝より

攻守に活躍する国学栃木のミドルブロッカー鈴木(右)。左はセッターの黒木=昨年11月7日の県大会決勝より

強力なスパイク、サーブが武器の足利大付のエース寺内(右から2人目)=昨年11月7日の県予選決勝より 攻守に活躍する国学栃木のミドルブロッカー鈴木(右)。左はセッターの黒木=昨年11月7日の県大会決勝より

 バレーボールの第74回全日本高校選手権(春高バレー)は5日に東京都渋谷区の東京体育館で開幕し、9日までの5日間、男女各52校が全国の頂点を目指して熱戦を繰り広げる。県勢は女子の国学院栃木(35年連続36度目)が5日の1回戦で初出場の八女学院(福岡)と、男子の足利大付(3年連続41度目)が6日の2回戦で美里工(沖縄)-石川県工(石川)の勝者と初戦を戦う。大会は新型コロナウイルスの影響で前回同様に無観客で開催。全国の強豪に挑む県勢2校の戦いを展望する。

■多彩なトスで攻撃操る 男子・足大付

 昨夏の全国高校総体16強の男子・足利大付は実力十分。新井房己(あらいふさみ)監督は「決勝の日に良い形で3年生の引退式をしたい」と頂点を見据える。

 期待されるのがセッター大竹隼実(おおたけはやみ)。1年時から主力で、経験に裏打ちされた多彩なトスワークで攻撃を操る。相手サーブや強打に苦戦した県予選決勝以降、全員でレシーブ練習に力を入れてきた。好守で司令塔へつなぎ、伝統のコンビバレーを機能させたい。

■「落とさない守備」武器 女子・国学栃木

 粘りの守備を身に付けた女子・国学院栃木がまずは5年ぶりの初戦突破を目指す。レフト大塚月楠(おおつかるな)主将は「レシーブからリズムをつくり、自分たちの形に持っていきたい」と一戦必勝を誓う。

 全国高校総体県予選は準決勝で惜敗し、10連覇を逃した。その反省から徹底して守備を強化し、大塚やリベロ松田(まつだ)あゆみ、レフト斉藤菜月(さいとうなつき)らのレシーブ力が急成長。春高切符をつかんだ“落とさないバレー”は「全国でも通用する」(大塚)と自信を深めている。