後半8分、国学栃木のSO伊藤龍がトライを決める=花園ラグビー場

 第101回全国高校ラグビー大会第5日は3日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で準々決勝4試合を行い、Bシードの国学院栃木(22大会連続27度目)は2トライを奪って17-7で長崎県代表の長崎北陽台(4大会連続20度目)に競り勝ち、栃木県勢初の4強入りを果たした。

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 互いにトライを奪えず後半に突入した準々決勝。先に相手ゴールをこじ開け、勝利を手繰り寄せたのは国学院栃木のSO伊藤龍之介(いとうりゅうのすけ)だった。「我慢の展開だったが、トライのシーンは力強く仕掛けられた」と爽やかに振り返った。

 吉岡肇(よしおかはじめ)監督からも「クレバー」と評されるチームの司令塔。後半8分、左中間のラックから選んだプレーは自身のラン突破だった。意表を突いて密集地帯を抜けると、最後は相手選手2人からのタックルをかわしながらトライ。「行き過ぎだったかも」と反省するが、3戦連続トライと確実に結果を残した。

 刺激となっているのが国学院栃木OBで明大SOの兄耕太郎(こうたろう)の存在だ。「特に言葉は交わしていない」と言うが、全国大学選手権準決勝で決勝トライを奪うなど活躍する兄の勇姿を見て「絶対に負けられない」と闘志を燃やしていた。その兄を越える4強入りに、「自分だけでなく、周囲の支えのおかげ」と感謝した。