今年のえとは「寅(とら)」。勇猛なトラにあやかり、新型コロナウイルス禍を吹き飛ばす元気で明るい一年にしたいもの。県内各地の「寅・トラ」にまつわるスポットを紹介する。

トラなどが彫られた本殿

本殿の脇障子に彫られたトラ

トラなどが彫られた本殿 本殿の脇障子に彫られたトラ

 【小山】間中にある間中稲荷神社本殿の脇障子にはトラの彫刻が施されている。同神社境内の美化活動を行っている間中自治会氏子総代長福田泰政(ふくだやすまさ)さん(72)は「ご神体を守るため、強さの象徴を表しているのではないか」と話す。

 1715年に完成した本殿は、小規模ながら、江戸時代に神社建築の装飾が彫刻化していく過程が分かる文化財だという。

 トラが彫られた脇障子は縦約80センチ、横約30センチの透かし彫り。本殿の両脇にあり、いずれも彩色されている。このほか、唐獅子の丸彫り、長寿を表す鶴や亀、老人と子どもの浮き彫りもある。

 同自治会長の野原重雄(のはらしげお)さん(64)は「新型コロナウイルス感染症の影響で、自治会の行事ができていない。歴史ある神社での祭りなど、今年は実施できるようにしたい」と願う。