練習に取り組む選手たち

 第101回全国高校ラグビー大会第4日は1日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で3回戦8試合を行い、Bシード国学院栃木は1日午後2時45分から、流通経大柏(千葉)と10年ぶりの8強入りを懸けて対戦する。

 流通経大柏は27大会連続29度目の出場。FW陣の平均体重は101キロと大会屈指で、2回戦はモールを起点にトライを量産し、72-7で大津緑洋(山口)を圧倒した。

 国学院栃木は6月の関東大会で流通経大柏に19-0で完封勝ちしているが、今回はロック白石和輝(しらいしかずき)主将が大会規定で出場できない。体重120キロのプロップ斎藤健太(さいとうけんた)、108キロのロック山口幸之助(やまぐちこうのすけ)ら重量級FWが奮闘し、密集戦の攻防で優位に立ちたい。

 31日は奈良市内のグラウンドで最終調整。吉岡肇(よしおかはじめ)監督は「体力では勝る。我慢して失点を最小限に抑え、後半に突き放したい」。ゲームキャプテンを務めるCTB田中大誠(たなかたいせい)副主将は「過去に勝っていても慢心せずに戦いたい」と気を引き締め直した。