三依渓流つり場で行われたニジマスの塩引き

 【日光】三依地区の風土を生かした冬季の取り組みとして中三依の三依渓流つり場はこのほど、養殖場で育てたニジマスを使い、塩漬けした魚を寒風にさらして干し上げる塩引きを初めて行った。地域住民らによる試食会などで好評だったといい、地元特産品「塩引き三依鱒(ます)」として商品化も目指す。同つり場を経営する塩生康幸しおのやすゆき)さん(38)は「三依のブランドの一つにし、地域活性化につなげたい」と話す。

 塩引きは、魚が凍らない程度の低温と多湿な寒風の効果で塩漬けした魚を約2週間かけて熟成発酵させ、うま味を引き出す製法。日本海に面する新潟県村上市では、サケの塩引きが伝統文化として知られる。

 同つり場での塩引きは、三依地区在住の地域おこし協力隊員田辺宜久(たなべのりひさ)さん(48)が発案した。山間部にある三依地区の寒さと渓流の湿気を含む風を生かせば、サケ同様脂が多いニジマスでも効果的だと考えた。