宇都宮市消防局

 宇都宮市消防局は、死者25人を出した大阪市北区のビル火災を受けて実施した、複合ビル73棟の消防設備の点検を28日に終え、7棟で改善を指導した。宇都宮を含む県内全12の消防本部は順次点検を行っており、県が結果を取りまとめて国に報告する。

 同消防局によると、大阪と類似したビルとして、3階以上に飲食店など不特定多数が出入りする施設があり、かつ避難用の階段が一つである市内の全てのビルを17日から点検した。

 階段や防火戸付近に荷物が置かれるなど、避難経路を妨げている状況を7棟で確認し、その場で所有者らに改善を指導して撤去させた。

 73棟の約6割は中心市街地に集中している。担当者は「通常、所有者に連絡したり協力を得たりするのに時間や手間が掛かることもあるが、今回は年内に点検を終えられるなど非常にスムーズにできた」とし、「大阪の火災で危機意識が高くなっていると感じた」と話した。

 県内各消防本部は来年1月末までにビルの点検を完了させ、結果を報告する。