県営接種会場での3回目接種の概要

 県は24日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、年末年始の対応を協議した。ワクチン3回目接種を加速するため、県営の「とちぎワクチン接種センター」(宇都宮市駒生町)での接種を当初予定より前倒しして来年1月15日から開始することや、健康上の理由でワクチンを接種できない人や12歳未満の子どもを対象に、今月25日から県内の薬局などで無料検査を実施することなどを決めた。

 同センターでの3回目接種は当初2月開始を予定していたが、国の方針を受けて前倒した。1月は医療従事者と高齢者施設職員らの接種を優先的に行う。同月中の開設日は6日間で、接種予約枠は計6300人。県北、県南地域での県営接種会場についても早期の開設に向け協議する。

 無料検査は来年3月末まで、県の登録を受けた薬局など16カ所でPCRか抗原検査を行う。ワクチンを接種できない人も、陰性結果の証明を条件に行動制限が緩和される「ワクチン・検査パッケージ」を活用できるようにする。

 同パッケージは飲食やイベントのほか「県民一家族一旅行」などに適用する。

 第6波に備え、宿泊療養施設は新たに県央、県南地区に2施設150室程度を確保し、計8施設、約875室に増やした。この他、1施設についても調整中という。

 会議後の記者会見で福田富一(ふくだとみかず)知事は、県内で新たな変異株「オミクロン株」感染者の濃厚接触者が計65人おり、うち57人が宿泊療養施設、8人が自宅で待機中であることを明らかにした。全員無症状で、県が健康観察を行っているという。

 福田知事は「再度感染が拡大する可能性が高まっている。年末年始にかけ活動が活発になるが、感染が急拡大した昨年末の状況にならないよう、基本的な感染対策の徹底をお願いしたい」と改めて県民に呼び掛けた。