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ピアノ伴奏に合わせて合唱を楽しむ来場者

ピアノ伴奏に合わせて合唱を楽しむ来場者

ピアノ伴奏に合わせて合唱を楽しむ来場者 ピアノ伴奏に合わせて合唱を楽しむ来場者

 【足利】昭和の流行歌や童謡などをピアノ伴奏で歌う歌声喫茶「歌って茶ろん ヌーベル」がこのほど、家富町のカルチャーセンター「ヌーベル・スクエア足利」で1年9カ月ぶりに再開した。15年前から市民憩いの場として定期開催されてきたが、新型コロナウイルス禍で昨年4月から休止となっていた。再開を熱望していたファンは、マスク姿で自粛明けの交流を満喫した。

 「歌って茶ろん ヌーベル」は2006年5月、「地域の中高年に歌で元気になってほしい」と西宮町、ピアノ講師亀田栄子(かめだえいこ)さん(73)らが始めた。2、8月を除く毎月第1日曜日、童謡、歌謡曲、演歌などを全員で合唱する。

 口コミで市内外にファンが拡大し、多い日には50人超が集まる人気ぶり。休止前までに開いた計137回で歌った曲は、延べ2760曲を数えるという。

 再開初日は待ちわびた60~90代のファン40人が集い、「ともしび」「カチューシャ」など35曲を合唱。この日が誕生日という最高齢の丸山町、無職羽川久珍(はがわひさちん)さん(98)を祝い、羽川さんが好きな「さざんかの宿」を全員で歌う場面もあった。

 知人の紹介で通い始めた大月町、主婦松崎安子(まつざきやすこ)さん(71)は「コロナ禍でこのまま終わっちゃうのではと不安だった」と再開を歓迎。1年目から電車で3時間かけて通っているという那須塩原市太夫塚2丁目、主婦谷野芳枝(たにのよしえ)さん(79)は「スタッフのトークも楽しく、心の底から幸せ」と声を弾ませた。

 参加者の笑顔に、ピアノ伴奏を務めた亀田さんも感無量の様子。「今後の感染状況を見極めながら、この幸せな空間を守っていきたい」と話していた。

 次回は1月9日午後2時から開催予定。参加費千円。(問)同所0284・21・0174。