【宇都宮】市は16日の議員説明会で、JR宇都宮駅東側で整備する次世代型路面電車(LRT)事業のレール敷設に必要な用地について、市、芳賀町ともに全権利者から協力を得られたと明らかにした。
整備区間は同駅東口~芳賀・高根沢工業団地の約14.6キロ。市によると、市に関わる用地取得状況は同日現在、全権利者404人のうち約98%に当たる398人と土地売買や物件移転補償の契約を締結した。レール敷設用地については未契約者もいるが、補償内容などでおおむね合意している。
一方、芳賀町は全権利者28人のうち約89%に当たる25人と契約を締結したほか、レール敷設用地の権利者からおおむね合意を得ているという。同町は今後、軌道や信号のほか、停留場新築工事に着手していく予定。