手筒花火を打ち上げる会員ら

手筒花火を打ち上げる会員ら

大杯の燗酒を飲み干す御神酒頂戴式

手筒花火を打ち上げる会員ら 手筒花火を打ち上げる会員ら 大杯の燗酒を飲み干す御神酒頂戴式

 【益子】夏を彩る「益子祇園祭」が23日、町内で始まった。手筒花火や屋台巡行などが行われ、会場は多くの観客でにぎわっている。25日まで。

 初日は益子焼窯元共販センターの南駐車場で、地元有志を中心に構成する「下野手筒会」による、手筒花火の打ち上げが行われた。

 同会を指導する愛知県豊橋市の花火師らも見守る中、和太鼓の合図で会員らが、点火した長さ約84センチ、直径15センチの筒を持ち上げると、8メートルもの火柱と火の粉が舞い上がった。最後に「はね」と呼ばれる爆発が起こり、会場に轟音(ごうおん)が鳴り響くと大きな歓声が上がった。地元の若衆らによる小型の手筒花火「羊羹(ようかん)」の打ち上げも行われた。同会長の益子、造園業神谷耕司(かみやこうじ)さん(54)は「集まってくれる人がいるからこそできている。一生懸命やることが全ての人への恩返しになる」と話していた。

 24日は祭り当番町の受け渡しの儀式である「御神酒(おみき)頂戴式」が益子駅舎2階で執り行われた。1年365日に合わせ、3升6合5勺(しゃく)(約6・5リットル)入りの大杯に注がれた燗酒(かんしゅ)を飲み干すことで、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全などを祈願する。

 今年の当番町(新町)の約30人が2杯を飲み干し、来年の当番町(田町)の10人が3杯を飲み干すと、引き継ぎが完了したことになり、会場には大きな拍手が巻き起こった。