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川風にはためきなが、天日干しされる干支の藍染め生地=9日午前10時10分、大田原市黒羽向町

 来年のえと「寅(とら)」を描いた壁掛け作りが、栃木県大田原市黒羽向町の藍染め店「紺屋」で終盤を迎えている。

 江戸末期から続く同店の壁掛け作りは49年目で、8代目の小沼雄大(おぬまゆうた)さん(36)がデザインから染色、天日干しまでを1人で担う。

 今回は吉祥模様を描いた竹と白虎(びゃっこ)の絵柄。小沼さんは「白虎は中国で四神の一つで、金運の神とされる。コロナ禍で景気が落ち込んでいるので、来年は少しでも経済が良くなってほしい」と願いを込めた。

 店舗東側の那珂川を望む作業場では9日、青空の下、長さ8メートルの藍染め生地8反が寒風に吹かれ、揺れていた。

 乾いた後は、生地を縦76センチ、横48センチに切り分けて仕上げる。150枚作る予定で、同店やオンラインショップで販売する。