県内2高校の生徒を運んだ北海道新幹線初の修学旅行臨時専用列車=3日午後6時40分、JR宇都宮駅

 JR北海道は3日、北海道新幹線で初めて修学旅行専用の臨時列車を運行させ、東北・北海道の旅を楽しんだ宇都宮工業、宇都宮商業両高の2年生約640人が、新函館北斗駅から貸し切りで宇都宮駅へと戻った。

 両校は大規模な県立高で、出発の日時や旅行の行程は異なるものの、帰りの新幹線の日程が重なった。通常、北海道新幹線は宇都宮駅に停車しないが、JR北海道とJR東日本などが調整して専用列車の運行を決めた。新型コロナウイルス禍で北海道方面への修学旅行が増加していることも背景にある。

 貸し切り列車の車両そのものは東北新幹線でも使われているE5系で、午後2時56分に新函館北斗駅を出発し、同6時42分に宇都宮駅に到着した。「団体専用列車」のアナウンスが流れ、生徒たちは土産などを手にホームへと下りた。

 宇都宮工業高の二宮健流(にのみやたける)さん(17)は「新函館北斗駅の電光掲示板に校名と感謝のメッセージが流れ、うれしかった。函館山からの夜景が美しく、帰りは仙台駅で乗り換えもなく快適でした」と笑顔だった。

 北海道観光振興機構の担当者は「北関東圏の修学旅行誘致のセールス活動に力を入れてきた。今後も専用列車の要望があれば最大限努力したい」と話した。