» 動画ページへ

新井校長の指揮で合唱を披露する児童たち

 【足利】坂西北小の4~6年の希望者36人による「さきっ子合唱団」が1日、新井和子(あらいかずこ)校長(60)が作詞・作曲した合唱曲「虹をかけよう」を保護者に初披露した。新井校長は音楽が専門で、来春、定年退職する。新型コロナウイルス禍で音楽教育が困難となる中、子どもたちと自らの悔しさとコロナ後への明るい希望を込めてリズミカルな曲に仕上げた。

 合唱曲には「雨が上がったら探しに行こうよ」「マスクを外して走りだせば」といったフレーズがつづられている。新井校長は昨年、この曲を制作したが、コロナ禍で発表の場がなくなり、緊急事態宣言で練習もままならなくなった。

 練習が再開できたのは今年10月。児童たちはマスクを着用しながら、週2回の練習を続けてきたという。新井校長は「こんなに練習できない期間が続いたのは初めての経験だった。でも雨は必ず上がり、空には虹が架かると、この曲で子どもたちに伝えたかった」と振り返る。

 この日は授業参観の後、合唱団の児童や保護者が体育館に移動。新井校長の指揮と大前町、ピアノ教師須藤和子(すどうかずこ)さん(58)の伴奏で、児童たちは久しぶりにマスクを外して元気に歌い上げた。

 保護者の澤田純臣(さわだよしおみ)さん(42)は「子どもたちが真剣に歌う姿に感動した。コロナ禍でいろいろ制限もあるが、下を向かず、今できることを精いっぱいやってほしいという、私たちの願い通りの曲だった」と話していた。

 新井校長は「みんな心を一つにして歌ってくれた。これからも愛される曲として育っていってほしい」と期待した。