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卒業証書の紙すきをする福田さん=3日午前12時20分、那須烏山市小原沢

 来春の卒業式シーズンに向け、栃木県那須烏山市小原沢の福田製紙所の工房「和紙の里」で、烏山和紙を使用した卒業証書作りが進んでいる。

 烏山和紙は1300年の歴史を持つ特産品。同工房では原料を煮る作業から紙すき、乾燥など一連の工程を手作業で行っている。原料には那須楮(こうぞ)の皮を使用。厚く丈夫な卒業証書に仕上げている。

 今年は県内外の小中高校など約120校から注文を受け、10月から製造をスタート。2月末までに、約2万8千枚を完成させる。

 3日は、同製紙所の代表で県伝統工芸士の福田博子(ふくだひろこ)さん(52)らが作業。水槽に入った紙料をすき桁ですくい、前後左右に動かしながら繊維を絡ませて、次々に白く美しい和紙を作り上げた。

 福田さんは「卒業証書は、一人一人にとって大切な1枚。心を込めて作っています」と話した。