幣束を作る神職と八乙女

 日光市山内の日光二荒山神社で1日、年末の風物詩である新年用の幣束(へいそく)作りが始まった。神職と八乙女(やおとめ)(みこ)が22日の頒布祭までに計1万本を手作りする。

 3色ある幣束は、白は神棚、赤は火を使う台所、青は水場などに供えて家内安全や無病息災を願う。

 この日は、神職と八乙女計6人が客殿で作業した。神職が木づちと特製の刃物を使って3色の和紙を裁断。八乙女が和紙を稲妻型に折り、長さ30センチのシノダケに切り込みを入れて挟み込む、古くからの製法で丁寧に作っていった。

 奉職6年目の増渕花奈(ますぶちかな)さん(23)は「幣束作りが始まると正月に向け忙しくなるなという気持ちになる。来年は新型コロナウイルスが落ち着き、通常の生活を送れたら」と話した。

 同神社は頒布祭以降、幣束を1本200円で販売する。