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刺股を使った訓練をする駅員ら=30日午前10時45分、栃木駅

 全国各地で電車内や駅構内での傷害事件が発生していることを受け、県警地域課と栃木署は30日、東武鉄道とJR栃木駅と共同で、同駅構内で刃物を持った不審者の対応訓練を実施した。

 署員や駅職員など約60人が参加。酒に酔い刃物を持った男がホームで駅利用客2人を刺した想定で行った。駅員が110番し、車いすなどを使って負傷者を保護した。駆け付けた警察官が刺股などを使って男をけん制し、取り押さえた。

 不審物が置かれやすい駅構内のトイレやごみ箱の点検、駅職員を対象に刺股の使い方訓練も行った。不審者と十分な距離を取ることや、不審者の脇や膝を狙うことなど、警察官が駆け付けるまでの間に刺股を使う際のこつを指導した。

 平野洋行(ひらのひろゆき)署長は「非常事態のシミュレーションを常に頭に入れておくことが大切」と講評し、安生和宏(あんじょうかずひろ)東武栃木駅長は「警察官が到着するまでの間、駅員がやるべきことを正しく実施しなくてはいけない。連携の大切さを改めて感じた」と話した。