一般町民に初めて公開された埋め立て地=28日午前、那珂川町

 栃木県は28日、那珂川町で整備を進める県営管理型産業廃棄物最終処分場「エコグリーンとちぎ」で初の同町民向け工事現場見学会を開いた。約30人が参加し、山林を掘削した巨大な埋め立て地を確認しつつ、県側に疑問点をただした。

 同処分場は昨年7月に本体工事に着手。現在は主に工事によって失われる山林の保水力を補完する防災調整池(約8300立方メートル)と埋め立て地(約60万立方メートル)を整備している。年明けからは埋め立て地への屋根(被覆)の取り付け、管理棟など建物の建設に入る予定。

 参加者は縦約280メートル、横約180メートルのすり鉢状の埋め立て地や調整池を見学。「(廃棄物の有害物質が埋め立て地から漏れるのを防ぐ)遮水シートの耐用年数は」「廃棄物の搬入車両による交通への影響は」「本当に県外の廃棄物は搬入されないのか」など多くの質問が上がった。

 参加した同町健武(たけぶ)、無職益子広美(ましこひろみ)さん(66)は「本当に安全性が保証されるか不安がある。町民に全てを開示しながら事業を進めてほしい」と話した。

 県は「工事の進展に応じ今後も見学会を開きたい」としている。