栃木市が職員向けに毎年行う不当要求の対策研修会。県内では全自治体で同様の研修が進む=10月初旬、栃木市内

 鹿沼事件から20年が経過し、行政への不当要求は反社会的勢力や業者による組織的な要求から、一般市民による理不尽なクレームが中心となった。度を超した恫(どう)喝や暴力行為で逮捕されるケースは、続発している。

 「お前を殺すしかない」。県北部の自治体で生活保護業務に携わる男性職員は数年前、受給者の男から電話で脅された。男は脅迫容疑ですぐに逮捕された。