塩谷町で2019年12月、同居する母親と弟を刃物で殺傷したとして、殺人と殺人未遂罪に問われた同町玉生、無職斎藤光希(さいとうこうき)被告(22)の裁判員裁判判決公判が26日、宇都宮地裁で開かれた。山下博司(やましたひろし)裁判長は「強い殺意に基づく極めて危険な犯行」として、懲役14年(求刑懲役18年)を言い渡した。

 争点だった殺意の有無について、山下裁判長は殺意を認定し、傷害致死罪などにとどまるとする弁護側の主張を退けた。「全力で頭などをナイフで狙ってきた」とする弟の供述や、19カ所の損傷があった母親の遺体の状況を挙げ「客観的に見て人が死ぬ危険性が高い行為と分かっていた」と判示した。