炎天下で行われた本社みこしの渡御

炎天下で行われた本社みこしの渡御

炎天下で行われた本社みこしの渡御 炎天下で行われた本社みこしの渡御

 【芳賀】町夏祭祇園祭が20~22日、町中心部で催され、本社みこしの渡御や無病息災を祈る行事などが行われた。2011年の東日本大震災で中断を余儀なくされた時期もあったが、みこしや山車屋台のちょうちんの修復なども完了し、少しずつ人も戻った。地域の長老からは「ようやく復活できた」との声が上がった。

 大震災後、神社や地域の人の自宅の修繕などもあり、祭りは中断。自治会などが中心となり、4町会が交代で務める当番町会の負担が大きかった方式から、15年、各町会が協力しやすい実行委員会方式に変えて再興に着手した。

 傷んだ町会ごとの屋台4基やちょうちんなどを直すには、数百万円掛かる。16年度から県補助金を受け、段階的に修復した。そろいのはっぴもあつらえて一体感を作り、幅広い参集を求めて名称を「祖母井神社祇園祭」から変更した。

 祭りでは威勢のよい掛け声とともに本社みこしや子どもみこしが華やかに担がれ、おはやしを奏でる屋台も巡行。無病息災を祈る「千度下げちょうちん行列」など伝統行事も行われ、地域の人が見守った。

 実行委員長を務める町会も一巡した。神社総代会長の塙七雄(はなわかずお)さん(81)は「若い人も増えた。地域が一致団結できる祭りはいい」と感慨深げ。室町一男(むろまちかずお)実行委員長(69)は「反省点はあるが、全体としては成功だと思う」と話した。