「お殿様印」の発表会

 【壬生】町就労支援施設むつみの森はこのほど、壬生藩鳥居家の初代鳥居忠英(とりいただてる)の「お殿様の印」の発表会を町役場で開き、販売を始めた。同施設は20、21日に開催される全国藩校サミット壬生大会の応援プロジェクトを実施しており、発売はその一環。

 お殿様の印は、中央に「仁」。その下に「鳥居忠英」と墨書。上部左右には忠英の肖像画と鳥居家の家紋を配している。

 忠英は藩校(後の学習館)を創設し、藩士に論語教育を盛んに行った。これにちなみ、お殿様の印に孔子の教えの一つ「仁」の1字を選んだ。仁は人を愛し、人を思いやり、人を尊重するという意味で、現代の福祉に通じる徳目だという。

 鳥居家の菩提(ぼだい)所常楽寺の国生泰俊(くにきたいしゅん)住職が揮毫(きごう)した。発表会で国生さんは「仁は、仏教では慈悲心に当たる言葉で、現代はますますその意義が深まり、人がともに生きていくために大事なものになっています」と話した。

 お殿様の印は1部300円。販売は、町観光協会、道の駅みぶ・みぶのやおやさん、DMSストア獨協医科大病院店、ケーキハウス・ヒガノ、割烹(かっぽう)篠、山水亭、いしかわ、かざま、旬香。