撮影再開に伴いロケ現場で行われた安全祈願=18日午前8時30分、佐野市会沢町

再開した撮影の安全を祈願する関係者たち=18日午前8時30分、佐野市会沢町

撮影再開に伴いロケ現場で行われた安全祈願=18日午前8時30分、佐野市会沢町 再開した撮影の安全を祈願する関係者たち=18日午前8時30分、佐野市会沢町

 太平洋戦争末期の沖縄戦で県民の救済に尽力した、島田叡(しまだあきら)沖縄県知事と宇都宮市出身の荒井退造(あらいたいぞう)沖縄県警察部長らの姿を描く映画「島守の塔」の撮影が18日、佐野市内で再開した。撮影は昨年3月に始まったが、新型コロナウイルスの影響で同月内に休止していた。12月11日まで本県や沖縄県、静岡県でロケを実施。2022年度内の公開を予定している。

 撮影再開に先立ち、ロケ地となった佐野市会沢町の宇津野洞窟前で安全祈願が行われた。プロデューサーの川口浩史(かわぐちひろふみ)さんや監督の五十嵐(いがらし)匠(しょう)さん、製作委員会の一員として携わる下野新聞社の岸本卓也(きしもとたくや)社長ら関係者約30人が参加し、製作の成功を願った。

 川口さんは、撮影の中断でキャストやスタッフのスケジュール確保や製作予算の削減など、さまざまな苦労があったと明かした。一方、製作を支援するため全国から募ったサポーターは約2500件に上った。

 川口さんは「多くの人に支えられて、製作を再開できた。島田のリーダーシップと県民に寄り添って島田を支えた荒井の姿を、100年、200年後の人に伝えたい」と話した。製作委員会は下野新聞社と神戸新聞社、琉球新報社、沖縄タイムス社などで構成している。