上侍塚古墳の後方部のトレンチで確認された葺き石

 【大田原】県教委が発掘を手掛ける湯津上の国史跡・上侍塚古墳で、周溝調査のため前方後方墳の後方部の東側に掘ったトレンチ(試掘溝)から、4世紀の築造当時に墳丘表面に敷かれていた葺(ふ)き石が多数見つかった。発掘を担当する埋蔵文化財センター(下野市)が17日までに、同センターのツイッターで速報した。

 葺き石は、最初に掘った後方部のトレンチ(幅2メートル、長さ6メートル、深さ50~60センチ)から出土。直径15~40センチほどで、数は約200個。土器片も数点発見された。

 調査課の内山敏行(うちやまとしゆき)副主幹(56)は「本県では葺き石がある古墳は少ないが、下侍塚古墳からは出ており、上侍塚でも斜面を鉄棒で刺すと全面で石に当たった。当然、石があるのは分かっていたが、こんなに大きいとは思わなかった」と説明。谷中隆(やなかたかし)係長(56)も「こんなにいっぱい石が転げ落ちていて驚いた」と話す。