県内の監督指導件数と違法な長時間労働をさせた事業場数の推移(過去5年)

 県内で2020年度、労使協定に定める残業上限を超えるなど違法な時間外労働をさせた事業場が231カ所あったことが16日までに、栃木労働局のまとめで分かった。このうち健康障害リスクが高まるとされる「過労死ライン」を超える長時間労働をさせた事業場は105カ所に上った。社会問題となっている長時間労働は、是正のための法整備や啓発が進むが、なお後を絶たない現状が浮き彫りとなった。

 日常的に寄せられる労働相談などを元に、労働局が長時間労働の疑いがある事業場を監督指導している。20年度は過去5年で最多となる668事業場を指導し、このうち231カ所で実際に違法な時間外労働を確認した。過労死ラインは、時間外労働が死亡や病気の発症前月約100時間以上か、2~6カ月前の月平均約80時間以上とされる。