栃木県栃木市内の小学校で10月上旬、特別支援教室の男児が上級生に首を蹴られ、2週間のけがをしていたことが16日、同市教育委員会などへの取材で分かった。市教委は暴力行為を防げなかったことや学校から保護者への連絡の遅れなどの不備を認め、「保護者と学校の関係修復に努力したい」と説明している。

 市教委によると、男児は午後2時前、校内のパソコン室で特別支援教室の上級生から暴力を受けた。当日は複数回、この上級生とのトラブルに巻き込まれていたという。

 首を蹴られた時には教員がその場におり、「止めに入ったが防げなかった」としている。学校は湿布を貼る対応をとり、両親への連絡はしなかった。「本人が大丈夫と説明したため」と市教委に報告している。

 両親によると、午後5時半ごろ、放課後預かり施設から「暴力を受けて気持ち悪いと訴えている」と連絡があり事態を把握した。男児は、夜間に病院で治療を受けた。教員らへの不信感から、現在も学校に通えない状況が続いている。

 学校の教頭は「上級生のばたつかせた足が首に当たった形の暴力行為」とし、「学校の管理下でお子さんが傷つけられ反省している」としている。