布野奏都君

 第33回下野新聞小学生読書感想文コンクール(下野新聞社主催、県、県教委など後援)の審査会が15日、下野新聞社で開かれ、大田原市紫塚小4年布野奏都(ふのかなと)君(9)が最高賞の知事賞に選ばれた。

 栃木県内176校から計723点の応募があり、「読書の喜び、楽しみが感じられるか」「自分の言葉で表現しているか」などを審査した。

 布野君は、特別養子縁組の家族を描いた「神様のパッチワーク」を読んだ。血のつながりがなくても相手を思い合う主人公一家の姿から、自分の家族について「心がつながっているからこそ、ぼくは今まで『家族は当たり前のそんざいだ』と感じていた」と見つめ直した。

 審査委員長を務めた宇都宮市泉が丘小の吉住寛子(よしずみひろこ)校長は「自分の生活や家族について深く考え、家族とともに生きるという強い思いを感じた」と講評した。

 県教育長賞は、小山市東城南小5年斎藤(さいとう)妃葵(ひまり)さん、栃木市栃木中央小6年井口遥香(いぐちはるか)さんが受賞。特選には、小山市東城南小1年熊倉碧音(くまくらあいね)さん、宇都宮市瑞穂台小2年冨岡(とみおか)カリンさん、小山市若木小3年阿部遥(あべはるか)さんが選ばれた。

 表彰式は12月11日、下野新聞社で行われる。

 ▼布野奏都君の話 知事賞になると思っていなかったので、びっくりした。読書では、主人公や登場人物がどんなことを思っているのかを、考えながら読んでいる。これからは本を読む機会を、もっと増やしたい。