久しぶりに書店のキャンプコーナーをのぞいたら、ソロキャンプ関連の本の多さに驚いた。3年ほど前から始まったブームはどうやら一過性ではないらしい▼お笑い芸人ヒロシさんが時に1人で、時に仲間とキャンプする様子を公開する動画投稿サイト「ユーチューブ」の番組や、女子高生たちが緩くキャンプを楽しむ漫画「ゆるキャン△」が火を付けた▼那須町のキャンプ場「キャンプラビット」のオーナーによると、週末は130区画の約1割がソロキャンパーという。グループで来てもテントは各自で設営する人たちもいて面白い。「道具をそろえるのに費用がかかるため、10年はブームが続くのでは」とみる▼真岡市の勤労者研修交流施設「いちごチャットパレス」は6月、南側庭園にソロキャンプ専用の5区画を設けた。コンサルタントから空いているスペースの活用提案を受けたのがきっかけ。首都圏全域から訪れ、うち3割は女性が占める▼担当者は「温泉があって手軽に利用できることや、公共施設が運営しているので安心感があるのでは」と分析する。天気の状態を見ながら、前日や当日の利用申し込みが多いのも、ソロならではの気軽さである▼誰にも束縛されないため過ごし方は十人十色。たき火や料理にこだわる手もある。自由気ままなところが魅力なのだろう。