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蒸し上がった酒米をほぐす天鷹酒造の蔵人=12日午前10時10分、大田原市蛭畑

 冬本番を控え、栃木県大田原市蛭畑の天鷹酒造で12日、「五百万石」や「あさひの夢」など県産有機米を使った有機日本酒の本格的な仕込み作業が始まった。

 昨年から杜氏(とうじ)を務める南部杜氏・下野杜氏の大宮金充(おおみやかねみつ)さん(59)を筆頭に、蔵人6人で作業した。容量6千リットルのタンク2本に、蒸したコメ計970キロを投入。コメと水、こうじを櫂(かい)棒で丁寧に混ぜて「もろみ」を仕込んだ。

 今回の分は、12月中旬に搾った後、熟成させ、有機日本酒として来春ごろから順次販売する。

 尾崎宗範(おざきむねのり)社長(61)は「需要は、コロナ禍前までには戻っていないが、健康志向や環境への関心の高まりから、有機日本酒は伸びている。口に入れたとき優しい味です」と話した。

 今年の有機仕込みは、前年比2割増の約1万2千本分(1・8リットル瓶換算)を予定している。