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鎌倉山の眼下で幻想的に広がる雲海=12日午前6時、茂木町九石

 宇都宮市で朝の最低気温が6.5度と冷え込んだ12日、那珂川随一の景勝地、茂木町九石(さざらし)の鎌倉山(216メートル)で雲海が見られた。

 那珂川から立ち上る水蒸気が冷えて川霧となり、沿岸を埋め尽くして「雲」となる。川面から高さ約150メートルほどの断崖上にある鎌倉山の展望台は絶好の観測ポイントだ。

 まだ薄暗い午前5時半。展望台には川の瀬音だけが響き、陣取った数人のカメラマンたちが、茨城県境に広がる八溝の山並みを舞台に雲と陽光と影が移ろう雄大なショーを、次々と写真に切り取った。

 20年も撮影に通っている宇都宮市西川田1丁目、橋本清司(はしもときよし)さん(75)は「毎回雲海の表情が違うので懲りずに来る。二度とない景色」と笑顔を浮かべた。