文学サロンで三浦しをんさん講演 大田原 「なぜ走る」小説の舞台裏語る

 【大田原・那須塩原】第15回大田原市文学サロン(日本ペンクラブ交流実行委員会主催)が28日、那須野が原ハーモニーホール小ホールで開かれた。

 第30回大田原マラソン大会を記念し、「『走る』文学」をテーマに小説家三浦(みうら)しをんさんらが講演などを行い約310人が傾聴した。

 三浦さんは「舟を編む」で本屋大賞受賞。今回は箱根駅伝を題材にした「風が強く吹いている」を完成させるまで6年を費やした取材、執筆の舞台裏などを披露した。

 三浦さんはある年の大会データを基に作った架空のレース展開表を示しつつ、「現場で見逃した駅伝の区間があって『また翌年か』となった。取材は大変だった」と苦労話も吐露。その上で「長距離を走る人の輝きってすごい。一冊にできて良かった」と感慨を口にした。