農林水産省は20日、香港政府が、東京電力福島第1原発事故後から続く日本産食品の輸入規制のうち、本県と茨城、群馬、千葉の計4県の野菜など、一部食品で規制を緩和すると発表した。原発事故後、香港の規制緩和は初めてで、24日から実施する。4県から野菜などの輸出が条件付きで可能になる。

 香港は日本にとって、農林水産物の最大の輸出先。県経済流通課によると本県でも、東日本大震災前は最大の輸出先としてコメやイチゴ、ナシを中心にピーク時、年間1千万円超を輸出していた。

 今回、緩和されたのは野菜と果物、牛乳、乳飲料、粉乳で、農水省が発給する放射性物質検査証明書と輸出事業者証明書の添付が条件。同様に規制されている福島県産品については、引き続き輸出できない。