子どもが性被害に遭うニュースが後を絶たない中、気になる話題をアンケートで掘り下げる今回の「子育てリサーチ」は、家庭での性教育について無料通信アプリLINE(ライン)の「はぐくもっと」登録者に聞いた。ほとんどの人が家庭での性教育の必要性を認識し、実践していたが、中には「やり方が分からない」と悩む人もいた。

 アンケートは10月中旬に実施し、46人が回答した。

 「家庭での子どもへの性教育は必要だと思うか」の問いには、96%が「はい」と回答。「性教育を行っているか。または行う予定があるか」の問いにも85%が「はい」と答え、前向きに家庭で性教育を行っている様子がうかがえた。

 性教育を始めた年齢は幼児期が多く、子どもでも理解しやすいように絵本を使って教えたり、プライベートゾーンや生理、男女の違いについて説明したりしていた。

 一方、性教育を行っていない人の理由は、「したいけれど、やり方が分からない」を挙げる人がほとんど。性教育が必要だと考えながらも、どのように教えたらいいのか悩んでいることが分かった。 

 

 性教育の講話を行う助産師をしている。性はその人の根幹に関わるデリケートで大切なもの。それを質問し、学べる信頼関係は、幼い時から構築していかないとできない。「この大人はきちんとしたことを教えてくれる」「一緒に調べてくれる」「助けてくれる」と思う感情を育むには、幼い時から丁寧に関わらなければ難しい。
【小山市、女性(43)】

 私が高校生の時、できちゃった結婚をして子どもが生まれて間もなく離婚する友達がおり、その後苦労しているのを間近で見ていた。なので自分の子どもにはそんなつらい思いは絶対させないと、性教育はなるべく早い段階で恥ずかしがらずに伝えることが大切だと思い、性教育をした。
【小山市、女性(35)】

 性別に関係なく性教育が必要だと思うが、性教育=女の子のためという風潮がある気がする。子どもには男女関係なく、自分の体を大切にするように、また相手の体のことも気遣うよう言い聞かせている。
【宇都宮市、女性(46)】

 学校や社会が性=恥ずかしいこと、隠すこと、他の人に話してはいけないことという雰囲気を変えてほしい。オープンにすることで性犯罪も減るかもしれないし、望まない妊娠をする中高生も減るかもしれない。
【宇都宮市、女性(40)】

 保育園で他の子のトイレや着替えを見る機会があるようで、男女の体の違いを具体的に話してくることがあり、反応に困る。まさに「肛門期」で、性教育につなげると余計に関係するワードを連呼しそうで悩ましい。
【宇都宮市、女性(31)】

 小学校の保健の教科書を見たら、男女の違いや生命の誕生については載っているが、性交についてはなく、いきなり赤ちゃん誕生。それでは子どもは「どうやって赤ちゃんができたの」と混乱する。性行為についても教えないと、子どもが性暴力を受けても自分が性被害を受けたとは認識できない。文科省の意識改革が必要だと思う。
【宇都宮市、女性(41)】

 性教育が分からないので、伝えなきゃいけない内容を伝えられているか分からない。男性の体の変化については、自分が体験したことがないから正直分からない。
【宇都宮市、女性(40)】