県内の川崎病患者数と罹患率の推移

中村好一教授

県内の川崎病患者数と罹患率の推移 中村好一教授

 主に乳幼児がかかり、心疾患を引き起こすこともある「川崎病」の県内の罹患(りかん)率(4歳以下の人口10万人当たりの患者数)が、2020年に239・5人と前年より約4割減少したことが5日までに、自治医大教授らの全国調査で分かった。川崎病は原因が不明で減少理由も明確ではないが、同大の中村好一(なかむらよしかず)教授(公衆衛生学)は「新型コロナウイルスの感染予防で、他者との接触の減少が影響した可能性もある」と指摘している。(東山聡志(とうやまさとし))

 全国調査は1970年から2年に1度実施している。26回目となる今回は、小児科がある全国の病院1745施設を対象に2019、20年の患者数などを調査。1345施設(県内は22施設)から回答を得た。

 ≪ズーム≫川崎病 1967年に小児科医の川崎富作氏が報告した。全身の血管に炎症が起き、高熱や結膜の充血、皮膚の発疹などの症状が現れる。治療により多くが問題なく回復するが、後遺症として心臓に栄養を運ぶ冠動脈にこぶが残り、心筋梗塞などを起こすこともある。