栃木県那須町は5日、町県民税と固定資産税の滞納者と同姓同名、同じ生年月日の別人の銀行預金2万8277円を差し押さえるミスがあったと発表した。

 同町によると、滞納者は県外在住で町内に別荘を所有し、2020年度分の両税が再三の督促にもかかわらず未納となっていた。町は10月8日、事前の預金調査で把握した口座から、21年度分を含めた滞納分の金額を差し押さえた。

 しかし今月2日、口座は同姓同名の別人のものであることが、県外在住の該当口座名義人からの連絡で発覚。同町は電話で謝罪し、差し押さえ処分の解除手続きを行った。預金損失などの被害はなかった。

 預金調査では、同町が氏名と生年月日の情報を金融機関に伝え、二つの情報に該当する複数の口座を把握したが、住所の確認を行わなかったことがミスの原因という。一連の手順に関するマニュアルはなかった。

 同町税務課は「誤りを真剣に受け止め、マニュアルを作り二重チェックなどを強化する」としている。