二宮金次郎の銅像がなくなり台座のみになった現場=4日午後、真岡市高田

今春撮影された真岡市歴史資料保存館の二宮金次郎の銅像(市教委提供)

二宮金次郎の銅像がなくなり台座のみになった現場=4日午後、真岡市高田 今春撮影された真岡市歴史資料保存館の二宮金次郎の銅像(市教委提供)

 栃木県真岡市高田の市歴史資料保存館入り口付近に設置されていた二宮金次郎(にのみやきんじろう)の銅像がなくなっていることに地元住民が気付き4日、市教委へ連絡した。市教委の担当者が真岡署員と現場で確認したところ、台座の上に設置されていた高さ約1メートルの銅像が何者かに盗まれていた。市教委は被害届を提出、同署は窃盗事件として捜査している。

 市教委などによると、地元のグラウンドゴルフ愛好会のメンバーが3日午後に保存館敷地内で練習を始めた際に発見。同署物井駐在所に伝える一方、翌4日午前に保存館を管理する市教委へ報告した。同市大内西小の児童が10月21日に社会科見学で保存館を訪れたときに銅像はあったという。

 保存館は、2007年度に閉校した物部小高田分校を活用し08年度に開館。金次郎の銅像は高田分校時代の1978年1月に建立された。農具や古文書を保管する保存館は無人施設となっており、入り口の鉄製門扉は無施錠で敷地内へ自由に出入りできる。

 二宮尊徳(そんとく)ゆかりの国指定史跡「桜町陣屋跡」(真岡市物井)がある市内では、小学校や市有施設に金次郎(尊徳)像が計27カ所あり、このうち13カ所は銅像という。市教委は関係施設に注意を呼び掛ける方針。