那須拓陽高の廻谷賢監督

 男子第74回、女子第36回県高校駅伝競走大会は3日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎ(男子7区間42キロ、女子5区間21キロ)で行われ、男子は那須拓陽が2時間10分12秒で4年連続12度目の優勝。女子は宇都宮文星女が1時間14分1秒で2年連続4度目の頂点に輝いた。

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 23歳と若くしてシューズを脱ぎ、母校・那須拓陽高の監督を“第二の駅伝人生”に選んだ。「教えることは難しい。課題だらけです」。そう語るが県高校駅伝でチームを男子4連覇に導き、早くも指導者としての頭角を現し始めている。

 日体大時代には3度の箱根駅伝出場。社会人でも現役を続けたが、1年足らずで「指導者に向いている」と鈴木賢一(すずきけんいち)前監督から熱烈なオファーを受け一念発起。講師として着任した。

 しかし順風満帆にはいかなかった。就任直後は「以前の方が良かった」「何でこんな練習をするのか」など生徒たちから不満が続出。「怒りを覚えたが、同時に申し訳なくも思った」。そんな思いがきっかけとなり、強豪校の練習視察に赴くなど指導力向上に努めた。

 生徒とも歳が近く、コミュニケーションも積極的に取れることは大きい。「時にはフランクに、時には厳しくやりたい」。指導者として初めての都大路へ向けて「全国のレベルを生徒たちと体感して共に成長していきたい」と爽やかに笑った。塩谷町出身。24歳。