新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、那須塩原市は1日までに「希望者への2回接種をおおむね終えた」ことを明らかにした。市の集団接種は28日で終了することになっているが、接種を希望する人に対応するため受け付けを継続する方針も示した。

 市新型コロナウイルス感染症対策室によると、市内の12歳以上の約10万4千人のうち、10月末時点で1回目を終えた人は88.4%、2回目は83.9%に上る。12歳未満を含む全人口(約11万7千人)で算出した市全体の接種率は1回目を終えた人が78.9%、2回目は74.9%で、2回目に関しては県内14市中4番目の高さだ。県によると「全人口の8割が2回接種できるワクチン配分であるため、80%を完了の目安にしている自治体が多い」といい、市の目標到達が秒読みとなっている。

 全年代で2回目接種率は70%を超え、20代は75.7%、最も低い12~19歳も73.2%と高水準。若者の接種率の高さについて、同対策室は「9月以降に本格化した職場接種で済ませる人が多かった」と分析する。

 市は新たに接種を希望する人のため、今月中旬から五つの医療機関で個別接種を実施する方針。来年2月末までに新たに12歳以上となる児童約250人を含め、対象者を約千人と見込む。

 ワクチン接種を巡っては厚生労働省が年内にも3回目の追加接種を開始する方針を示しており、渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は「冬にかけて再び感染者が増える可能性があるので警戒が必要。これまでの経験を踏まえて、対象者がスムーズに接種できる態勢を整えたい」と話した。