与野党ともに風を実感できないまま行われた今回の衆院選で問われたのは、各候補者や陣営の地力だった。県内は小選挙区で自民党が2区を落とし、立憲民主党が1議席を獲得。前職が組織力や実績、経験で新人をはねつけ、改選前と同じ顔ぶれとなった。

 約2カ月前に菅義偉(すがよしひで)首相が突然辞任し、総裁選を経て岸田文雄(きしだふみお)新首相が誕生。党内で「疑似政権交代」が実現したことで、それまで野党に吹いていた追い風は止まり、自民の支持率は回復した。