候補者の最後の訴えを聞く有権者たち=30日午後7時半、JR小山駅東口(画像は一部加工しています)

 政権選択選挙として与野党が激しい舌戦を展開した衆院選は30日、12日間にわたる選挙戦の幕を閉じた。県内小選挙区では、12人の候補者が大票田の都市部や地盤の地域を駆け回って「最後のお願い」に声をからした。激戦の2区と4区では午後8時ぎりぎりまで各候補者が声を振り絞り、1票でも多くの上積みを目指した。きょう31日、有権者の審判が下る。

  ■2区■

 自民党新人の五十嵐(いがらし)清(きよし)氏(51)は午後7時半から、鹿沼市西茂呂2丁目の駐車場で最後の演説に臨んだ。会場に集まった聴衆一人一人と触れ合った後にマイクを握り「選挙区を替えてこの地に移った私は、地域に根差した方々のおかげでここまでの戦いができた」と運動員らに感謝。最後には涙をこらえながら「ここまで来たら、ぜひ勝たせていただきたい」と力を込め、大きな拍手が起きた。

 立憲民主党前職の福田昭夫(ふくだあきお)氏(73)は午後6時半から、日光市今市の市街地で最後の街頭演説。コート姿の支持者らを前に森友・加計、桜を見る会の問題に触れ「隠蔽(いんぺい)がまかり通る。この問題だけで政権交代に値する。何とか直しましょう」と声を張り上げた。戦いを振り返り「皆さんがワンチームとなって応援してくれた。勝つまでは油断できない。一人一人の活動をお願いします」と訴えた。

  ■4区■

 自民前職の佐藤勉(さとうつとむ)氏(69)は朝から小山市内で街頭演説した。同市荒井の桑絹商工会館前では議員生活25年の実績をアピールし「小山市のさらなる発展を考えていきたい」と強調した。真岡市を遊説した後、午後7時にはJR小山駅西口でマイク納め式を行い、「悔いのない選挙活動だった。成果は出ると信じている。投票箱が閉まるまでご支援お願いします」と支持者に深々と頭を下げた。

 一方、立民新人の藤岡隆雄(ふじおかたかお)氏(44)は栃木市や真岡市、小山市など選挙区の駅前や商業施設を回った。

 午後6時半すぎにはJR小山駅東口で最後の演説。背中に「感謝」の文字が書かれたジャンパーを着て「最後の挑戦として全てをかけて背水の陣で戦ってきた」と訴え、「9年間歩けば歩くほど皆さんのことが好きになった。どうか私にもチャンスをお与えください」と声を振り絞った。