候補者の最後の訴えを聞く有権者たち=30日午後6時45分、JR小山駅東口(画像は一部加工しています)

 第49回衆院選は31日に投票が行われ、即日開票される。岸田政権の新型コロナ対策や経済対策に加え、9年近く続いた安倍、菅両政権の是非について有権者が審判を下す。自民、公明両党による連立政権の継続か野党による政権交代かが問われる選挙で、同日深夜にも大勢が判明する見通し。栃木県内5選挙区には12人が立候補。期日前投票は2017年10月の前回衆院選を大きく上回る一方、コロナ禍で選挙運動が制限されたこともあり、投票率も注目される。選挙戦最終日の30日、各候補者は県内各地で「最後のお願い」を行った。

 県内小選挙区の立候補者は自民が5人、立憲民主党が4人、共産党が2人、日本維新の会が1人。比例代表北関東ブロック(定数19)には、栃木県関係で自民2、公明2、立民1の計5人が単独立候補している。

 各党は衆院が解散した14日以降、首相、閣僚経験者や党幹部らが相次いで栃木県入りするなどし、支持を訴えた。

 自民は接戦が伝えられる2、4区を最重視。4区には河野太郎(こうのたろう)広報本部長が公示直後の20日にJR小山駅前で応援演説を行ったほか、菅義偉(すがよしひで)前首相も28日に同所で候補者の支持を訴えた。2区では茂木敏充(もてぎとしみつ)外相や福田富一(ふくだとみかず)知事が複数回マイクを握った。

 立民も4区に相次いで党幹部を送り込んだ。衆院解散の14日に泉健太(いずみけんた)政調会長、週末の23日に福山哲郎(ふくやまてつろう)幹事長が訪れ、27日には枝野幸男(えだのゆきお)代表が1、4区の応援に駆け付けた。

 栃木県小選挙区の投票率は前回が51.65%で、戦後最低だった前々回(50.10%)をわずかに上回った。コロナ禍で初となる今回の衆院選は、各陣営が大規模集会を控えるなど選挙運動が制限されており、投票率低下を懸念する声もある。

 県選管によると、投票は県内828カ所で午前7時に始まり、一部地域を除いて午後8時まで行われる。開票は同8時~9時20分に県内25市町29カ所で始まる。小選挙区は1日午前0時40分、栃木県分の比例代表は同1時5分までに確定する見通しだ。